よしなしごと(K)

勉強したこと、考えたこと、などなど。

初めての転職活動を振り返る

新卒で入った会社に5年半在籍後、初めての転職活動をした時の忘備録(※コロナ前です)
転職界隈のネットはアフィリエイト記事ばかりで読む気がしないので、自分用に書いておきます。日記です。

 

①準備編

転職準備をいつから始めるか。

「今の会社にずっといるわけでないな」「迷うけど転職もありかな」くらいのタイミングで、職務経歴書を作っておく&転職関係サイトに登録すると良いのかなと思いました。職務経歴書は初めて作ろうとすると今までの業務の棚卸&言語化で結構時間がかかります。そして客観的に見て魅力的なものにするため他人の目線を通す必要があり、ブラッシュアップにも時間がかかります。転職を意識した時点で始めるのが良いですね。サイトに職務経歴書を載せるとスカウトっぽいメッセージがたくさん来るので眺めているだけでも面白いかと思います。

 

転職マーケットを見る。

求人サイトで、希望(年収・職種・勤務地など)入れてどれくらいヒットするかでざっくりとマーケットは見れると思います。
希望条件で求人数が多くないのであれば、職種を変えるか条件を変えるかなど戦略を考える必要があります。求人数が多かったとしても確度を高めるため、希望の会社でどういう人物を求めているのか(経験・資格・スキルなど)を分析して、現職の中で今何をするか、の戦略を練ると良いかと思いました。

 

エージェントは使った方が良いのか問題

私は元々人材業界でほぼ同じ業務の経験があるので、面談もわりとフラットに、市況とか中途のマーケット情報について話せたので利用して良かったと思います。
エージェントの皆さんは成果報酬でだいたい想定年収の30%(400万で120万円!)を企業から頂けるので、「あなたのためです!」みたいな発言は鵜呑みにせず、あくまでこっちも利用してます。みたいな態度で行った方が良いかなと。良くないのは、エージェントのいいなりになって自分の判断ができなくなること!それさえしなければとりあえず使ったら良いと思います(タダだし


エージェントと面談をするタイミングは
①転職をかなり前向きに考えてるが決意ができない時
②転職を決意して応募していこうという時
のどちらかかな。向こうもボランティアではないので転職意思が微塵もないと面談してもらえないかと思います。


私は最大手R社さんと、管理部門専門のM社さんの2箇所面談に行きました。
面談自体の有益さはM社さんの方があったのですが、紹介された社数が圧倒的に多かったR社さんの案件で決まりました。R社さんは面談に行くとその場で30社ほどの求人票を渡されたのと、その後Webページに新着求人がどんどん表示される形式でした。面談で伝えた希望に沿わないものもあったので、自分で判断してねってことなんだと理解しました。面接対策とかもほとんどなかった(メールで定型文をもらっただけ)ので、正直エージェントとしての付加価値は皆無でした……(悪くはなかったけど)


②活動編

書類選考が一番難関

中途採用の書類選考は結構な確率で落ちる、というのは初耳でした。エージェントに言われたのは平均30%とのこと。私もエージェントと自主応募と媒体経由で計10社出して3社通過だったので平均値ですね。求人で表に出している募集ターゲット像と内部の実態に差があるから仕方ないのかなと思いました(例えば女性NGとか求人には書けないので)

 

なぜ転職するのか、の問いへの準備

特に面接で「なぜ転職するのか」と聞かれたときに、本音のネガティブな部分を一切出さずに、「〇〇がしたいが今の環境ではできないから」というポジティブ100%の理由をつけて話し通すことが必要になるので、結構きちんと考えた方が良いです。
私は「勤務地」が【きっかけ】で、「現職だと業種上経験できる仕事に限界がある⇒将来的なキャリアアップ」が【理由】、と【きっかけ】→【理由】の流れを組み立てたら特にツッコミはなかったです。
迂闊に話すとネガティブな本音が出やすくまたすぐに辞めるのでは??と懸念が出るので、転職理由は特に念入りに作った方がよさそうでした。

 

動き出したら止められない件

内定が出たら約1週間しか承諾可否を待ってもらえないので、併願している先で最終選考の日程を合わせていく必要があるとのことでした。1社だけ先に受けよう、みたいな軽い気持ちで動くことができないので覚悟を決めたらやり切るしかないんだと感じました。

 

引き継ぎ準備をしておく

退職交渉の材料にして円滑に辞めるためですが、私は準備を念入りにしすぎた結果、退職確定後めちゃくちゃ暇になりました。


③転職活動における「28歳既婚女性」というステータスについて

企業サイドとしても即戦力採用としての位置づけになるだろうし、数年で出産の可能性がある既婚女性は採りにくいだろうなと、転職前から若干の不安はそこでした。いろいろググってみたものの、結局はケースバイケースでしかなくなんの有益な情報は得られませんでした。
自分のケースだと、10年単位でプロジェクト見ているような業種で、かつ専門職寄りの募集だったので決まったのかなと思ってます。例えば「産休に入る社員の代わりの不足人員1名の補填」みたいな募集だと、妙齢女性は採られにくいのかなと思いました。女性を尊重していて(≒ダイバーシティが尊重されてる)、ポジションのある会社/求人とうまくマッチできればいいんですけどね…。
また、出産の予定については面接で聞かれることはありませんでした。セクハラですからね。聞かれたら厚生労働省の指針持ち出してキレてた自信ある(元人材業の性)

公正な採用選考の基本|厚生労働省

 

④転職活動の感想

元エージェント業務をやっていた身としては、サービス利用側から見た人材紹介を見れて面白かったのと、世の中にはブラックじゃない企業もあるんだなという発見と、良い出会いがあってよかったなという感想です。
中途採用は新卒採用よりかなりタイミングと運と縁の要素が強くなるので、転職考えたらゆるく準備を始めておいた方がいいと思いました。