よしなしごと(K)

勉強したこと、考えたこと、などなど。

令和2年度(2020年)独学宅建勉強を振り返る

この記事を書いている時点(2020年11月8日)で合否は未定ですが、自己採点では43点だったので、すっかり受かったつもりで宅建独学での勉強を振り返りたいと思います。
勉強期間は3~10月の約半年、計250時間ほどでした。
全く裏技みたいなことはないので、真面目にコツコツやって受かりたい方に参考にしてもらえるといいかなと思います。

 


受けるきっかけとステータス

今年、他業界→不動産業界への転職が決まったため、とりあえず知識を入れようと思い、あまり深く考えず宅建の受験を決めました。経理財務系の仕事なので重説読むこともないですが、受かったら報奨金も出るとのことでしたので、一発で受かろうと決意したのが3月ごろ。
過去の取得資格としては簿記2級、FP2級くらいなので、FPで若干不動産に触れたかなー程度で、テキスト見てもほぼほぼ初めましての内容でした。


使ったテキスト・問題集

メインテキスト「わかって合格る宅建士 基本テキスト(TAC出版)」

本屋で一通りパラパラめくってみて、一番読みやすいと感じたのでこちらにしました。
なんのテキストでもやり込めばいいのかなと思います。
個人的には4分割できるので便利でした(太い本持って歩くの重いので・・・)

 

過去問「合格しようぜ!宅建士2020 音声付き過去15年問題集(インプレス)」

過去問が15年分だったのと、問題・解答で見開きになっていたので使いやすいかなと思いました。
音声が売りみたいなのですが、特にいらないかなと思ったので音声は聞いてません笑
やり込み用にはちょうど良かったのですが、誤植が多いのは気になりました(特殊建築物の面積が間違っているという、気付かないと致命的なやつとかある・・・)

 

予想問題集「TAC」「日建」

【2020年度試験向け】 2020本試験をあてる TAC直前予想 宅建士 | 資格本のTAC出版書籍通販サイト CyberBookStore

これで合格!宅建士直前予想模試 2020年度版 - 建築資料研究社 BOOKS & MAGAZINES

2020年は民法大改正があり、過去問だけだと不安だったので予想問題も使いました。
2冊で6回分の模試をやったのですが、1冊だけでも良かったかなあと思います。
日建の後半の問題とか、絶対出ないだろwという問題もあったので、TACの方が無難で良かったと思います。


勉強スケジュール

大まかに、【3~4月:テキスト読み込み】【5~8月:過去問】【9~10月:予想問題】としました。過去問は15年分を2~5周したので直前期までかかりましたが、、

【3~4月:テキスト読み込み】

理解を重視してテキストを読み込みました。
民法は勉強するの初めてだったので、伊藤塾の伊藤先生の入門書なんかを読んで概要をつかむようにしてました。あとはみやざき塾の動画を流し見たり、この頃はまだゆるゆるな勉強です。

【5~8月:過去問】

ゴールデンウィークあたりから過去問に手を付け始めました。よくある方法ですが、
〇→全ての肢を根拠をもって答えられる
△→答えは合っているが根拠があいまい
×→間違い
のマークをつけながら解いて、2回連続〇が付くまで2~5周しました。ただ、重要度の低い問題(使っていた過去問集だと★1つの問題)は深入りしないで時間を節約しました。
7月にはLECの「宅建0円模試」というのがあったので自宅で受けてみましたが、26点wwこのままじゃ結構やばいかも、と思って気合いを入れ直した思い出があります。

 

【9~10月:予想問題】

過去問と並行して本屋で売っている予想問題をやり始めました。模試も受けようかなと考えたのですが、会場に行くのが面倒だったのでやめました。結果として予想問題集で十分だったかなと思います。
過去問もしくは予想問題で理解があやふやなところを発見→Youtube動画を見る、の繰り返しでした。
直前には38~40点くらいはコンスタントに取れるようになっていたので、さすがに受かるだろwwというテンションで当日臨めました。


お世話になったYoutube

みやざき先生

www.youtube.com

動画の数多いですしこれ予備校いらないのでは、、と思ったほど。合間に入れてくるちょっとした語呂がツボでした。

 

ゆーき大学

www.youtube.com

法令上の制限がピンときてなくて得点が安定しなかった頃に出会い、わかりやすさに感動しました。

 

棚田行政書士の不動産大学

www.youtube.com

宅建業法のひっかけ問題にひっかかりまくっていたところ、こちらの動画の解説にだいぶ助けられました。重要過去問の動画も直前期によく見てました。


試験振り返り

権利関係:10/14点

落とした問題→問1,2,8,14
民法はまんべんなく学習していたつもりですが初見の概念もあり3問落としました。ただ、借地借家法、区分所有法はYoutubeを見まくった甲斐があって、しっかり取れました。

 

宅建業法:20/20点

落とした問題→なし
ひっかけにひっかかるマンだったので直前まで不安でしたが、前日サウナに行ってととのう~したおかげか頭は冴えていて満点でした。すべて見たことのある内容で、過去問やっててよかったなと思いました。

 

法令上の制限:6/8点

落とした問題→問15,20
理解&暗記がある程度できていたので2問落としただけで済みました。。

 

税その他:7/8点

落とした問題→問50
印紙税、不動産取得税、鑑定評価は予想問題でも出題可能性高いとなっていたので、直前期に固めていたのが良かったです。予想問題大事ですね。

 

まとめ:宅建独学は現実的なのか

今年は合格ラインが上がるのでは!?という予想もあり、全体的に受験生のレベルは上がっているのではないかと思います。
そんな状況ですが、従来から言われている通り過去問をやり込み、内容を理解して根拠を持って肢を選べるようになれば、40点以上取れるのではないかと思います。また宅建Youtubeもたくさんあり、講義を受けるのと変わらない感覚で独学できるのではと感じました。
ただ、詰め込まないといけない知識量も多いので、不動産・法律に興味がないとしんどいんじゃないかと思います。法改正もありますので、何年も受け続けるよりは覚悟して1年で受かってしまった方が気は楽かと思います。
凡人であれば楽に受かることはない資格なので、独学検討されている方は、ある程度覚悟を持って取り組むことをお勧めします・・!!

 

12/6追記:無事受かってました。

おそらくマークミスなく43点取れてたのかと思います。良かった。

しかし合格点が過去最高の38点になっており、今後はガチ勢の割合が増え難化しそうだなと思います・・・今年受かって本当に良かった・・・。